Updated on 7月 29, 2021
新型コロナウイルスの治療薬に点鼻薬が登場
これは、2021年7月27日(火)の情報です。
情報は古くなる可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。
新型コロナウイルス治療薬の点鼻薬が登場(ただし、日本国外)
先日、日本で新型コロナウイルスの治療薬として、抗体カクテル療法「ロナプリーブ」が承認されましたが、これは点滴なので気軽に使えるものではなかったのですが、enovid(NONS)という点鼻薬が、イスラエルとバーレーンで承認されたようです。EUのCEマークも取得済みのようです。
カナダのSaNOtize社のenovidのリリース情報はこちら
リリース情報によると、テスト結果がかなりよい数字を表していて、enovid点鼻薬の使用により最初の24時間で約95%のウイルスが減少して、72時間以内に、ウイルス量が99%以上減少したそうです。患者さんは、イギリス型の変異株に感染していたとされています。
点滴と違って点鼻薬なら、自分でも使えるので薬局などで手に入れば、新型コロナに感染しても早めに点鼻薬を使って軽症に抑えることも可能になってくるのではないでしょうか。
イスラエルの承認はかなり早いので、リスクよりメリットをとっての判断になるかと思いますが、日本でも安全性が確認され早く誰でも入手できるように、日本の製薬会社や厚生労働省にがんばってもらいたいです。
以下、原文の引用となります。
Human testing results
In a randomized, double-blind, placebo-controlled Phase 2 trial that evaluated 79 confirmed cases of COVID-19, SaNOtize’s early treatment for COVID-19 significantly reduced the level of SARS-CoV-2, including in patients with high viral loads. The average viral log reduction in the first 24 hours was 1.362, which corresponds to a decline of about 95%. Within 72 hours, the viral load dropped by more than 99%. The majority of these patients had been infected with the UK variant, which is considered a variant of concern.