格安M.2 SSD Lexar NM790 4TB の性能

前回の記事でDTMにおすすめのM.2としてLexar NM790 4TBを紹介しましたが、実際にOS、ソフトウェア、プラグイン等をインストールして使える状態でベンチマークで計測してみました。結果としては、格安だけど十分な性能ではないかと思います。ますます、4TBがおすすめになります。

Windows11Proを初期セットアップからDTM関連のソフトウェアをインスト―ルした状態です。

  • Ableon Live 11 Suite
  • Cubase Pro 12
  • KOMPLETE 14 COLLECTORS EDITION Update
  • Spectrasonics Omnisphere, STYLUS RMX
  • IK MULTIMEDIA Sample Tank4, AmpliTube 5, T-RackS, MODO BASS 2, MODO DRUM 2等
  • SUPERIOR DRUMMER 3
  • Kiloherts Phase Plant 関連
  • Nexus3, Spire 関連
  • Synthesizer V Studio Pro
  • iZotope RX10, Ozone11 関連
  • UAD Plugin, その他, プラグイン等

目次

Cドライブの性能

253GiBで全体の7%使用した状態ですが、ほぼスペックに近い速度になっています。さすがに、7%程度ではまだまだ余裕ありますね。

Dドライブの性能

KOMPLATE等の容量が大きいもので、別のドライブにインストール可能なものをは可能な限りDドライブにインストールしました。1642GiBで全体の43%使用した状態です。

結果はリード、ライトともに半分の性能まで落ちていますが、ランダムアクセスの性能はなぜか上がっていますので実際の使用上は誤差の範囲なのかもしれません。個人的な体感ではプラグインの読み込みや音色の切り替えはスムーズで快適に作業できます。Cドライブのようにほとんど空きの状態と比べると半分程度の速度まで低下していますが、かなり快適に作業できていますので、まだまだ余裕があるのではないかと思っています。

Eドライブの性能

二世代前の製品になりますが、Samsung 970 EVO Plus 2TB をEドライブに追加しました。こちらは2年前に購入したものですが、Lexar 4TBは単純に比較すると容量と性能が倍でお値段そのままになります。やはりコスパ高いですよね。

M.2 SSDは空き容量がある方がパフォーマンスが出やすいようなので、今後KOMPLATEに匹敵しそうな大容量のライブラリを購入した際にこちらに保存しようと思っています。

ベンチマーク上は、空の状態で計測しましたが、ほぼ理論値どおりの数値になりました。

結論

2年前の製品と比べても4TBでこの性能と価格はDTMに多大に貢献すると思います。

現行のマザーボードでも、M.2が搭載できる数は限られているので、ぜひ4TBを検討してみてください。