塩野義製薬が新型コロナ飲み薬の年内承認申請を目指す

国産の新型コロナ飲み薬!?

2021年7月26日塩野義製薬プレスリリースの情報にある「経口抗ウイルス薬の国内第1相臨床試験開始」で使われている新型コロナウイルスの飲み薬ですが、塩野義製薬の社長が年内に承認申請を目指す考えを明らかにしました。

プレスリリース 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬S-217622の臨床試験開始について
‐経口抗ウイルス薬の国内第1相臨床試験開始

飲み薬

この経口抗ウイルス薬はいわゆる飲み薬なので、インフルエンザタミフルのように、地元の医療機関に処方していもらえば、薬局で入手できる可能性があります。そうなると初期症状なら重症化を抑える効果もあるので、近い将来に通常の風邪のような治療ができる日がくるのかもしれません。今は誰でも使用できる新型コロナに有効な治療薬がない状態なので、治療薬を待ち望んでいる医療機関の方も多いと思います。海外のワクチンや薬と違い入手性も改善される国産の治療薬が、少しでも早く手に届くところまで来ることを祈るばかりです。

ちなみに塩野義製薬は、2021年3月23日に別の薬をアメリカで臨床試験のプレスリリースを出しています。

プレスリリース – 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した高齢者の重症化抑制を目指したasapiprant(S-555739)の第2相臨床試験開始に関するBioAge社の発表について

平行で研究が進められているようなので、このまま研究が進み効果が認められば、ワクチン以上に期待が持てるかもしれません。

しかし、今は、今できる感染対策やワクチン接種で感染拡大を防ぐしかありません。

デルタ株は強力な感染力を持つことが確認されています。日本や海外でも、ますますその割合が多くなっていますので、十分に注意してコロナ禍を乗りきましょう。