Updated on 7月 2, 2023
BLUE PROTOCOL (ブルプロ) を省電力設定でプレーする
ブループロトコル(以下ブルプロ)がリリースされて以来、遊びまくっております。
そんな楽しすぎるブルプロですが、6月からの電気料金の値上げもあり、長時間のプレーでは消費電力が気になりました。消費電力が増えると排熱も多くので、エアコンの電気代にも影響あるかもしれません。
そんなわけで、楽しく長時間遊べるように省電力設定を試してみましたで、興味ある方の参考になると幸いです。
このような設定に興味ある方は、ある程度知識ある方だと思いますので細かいことは書きませんが、設定方法など気になった方はTwitterで質問してください。
目次
ブルプロPCのスペック
CPU | インテル Core i9-12900KS プロセッサー |
GPU | ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X |
メモリー | DDR4-3600 64GB (32GBx2) |
m.2 | SOLIDIGM P41 Plus SSDPFKNU020TZX1 (ブルプロインストール先) |
モニター | ROG Swift PG32UQ (G-sync設定オフ) 4Kで使用 |
CPUとGPUどちらも消費電力を気にする人が使うものではない爆熱PCパーツになります。オンラインゲームで遊ぶことは想定していませんでした。
チューニングの方針
・消費電力を削減したい
・できるだけ性能は落としたくない(ゲーム以外も)
・ゲームを快適にプレーしたい
・安定動作すること
爆熱パーツを使う人のわがままな方針です。パーツから見直した方が早いです。
チューニングの項目
CPU | UEFI(BIOS)で設定可能な項目です。 オーバークロックはしていませんが、ダウンクロックもしたくないので、 V/F Pointの設定で電圧を下げます。 ・V/F Point 5 Offset [- 0.1v] 5.2GHz ・V/F Point 6 Offset [- 0.1v] 5.3GHz ・V/F Point 7 Offset [- 0.08v] 5.5GHz ・V/F Point 8 Offset [- 0.08v] 5.5GHz ・V/F Point 9 Offset [- 0.08v] 5.5GHz ・V/F Point 10 Offset [- 0.08v] 5.5GHz ・V/F Point 11 Offset [- 0.08v] 5.5GHz |
GPU | GPU Tweak, MSI Afterburner, NVIDIAコントロールパネル等で設定可能な項目です。 ・PowerLimitを70% ・FPS上限を120fps |
V/F Pointはの設定値ですが、この環境では安定動作する値になりますが、他のPCで安定動作するとは限りません。ブループロトコルでは常時5.2GHz動作に見えますので、V/F Point 5 Offset の値を設定するだけでも効果ありそうです。
GPUのFPS上限はモニターが144Hz対応なのでそれに合わせてもよかったのですが、120fpsでプレーしても気にならなかったので下げました。PowerLimitを70%にしてもプレー体験に変化はありませんでした。(個人の感想です)
結果
消費電力が削減できているか、ツインストライカーで同じミッションを最高画質でプレーして比較してみました。同じミッションですが、参加メンバーもクリアタイムも違うので同じ条件下の測定ではないことをご了承ください。
消費電力削減効果
・CPUは、Pコアが常に5.2GHzで動作しているので、効果がわかりやすく全体を通して120W以上から安定して100W以下となりました。(20W以上削減)
・GPUは、振れ幅が大きいですが、200W以上の場面が多かったものが、150W以下に落ち着いていることが多くなりました。300Wを超えるスパイクは何度もありますが、全体的にスパイクしてもすぐに消費電力が下がる傾向にあると思います。(50W以上削減)
プレー体験も損なわれず、消費電力を削減できました。
これで熱い夏も楽しく乗りきれそうです!